VOL.03
前立腺ガンの予防は、ダイエットと運動、そしてストレスを減らすこと
 
アメリカでの93人の患者調査によると、ライフスタイルを変化させることで、
血液検査の結果も変化することがわかった。

体に良いものを食べ、適度な運動を習慣づけること、
そしてストレスを無くすと、初期であれば前立腺ガンの進行が抑えることができる。
93名の前立腺癌患者の研究で、完全菜食主義ダイエット、
適度な運動、ヨガおよび他のリラクゼーションを含むライフスタイルの変化により、
1年後の前立腺ガン患者の血液検査で数値が良くなったことがわかった。

健康的なライフスタイルは、様々なガンのリスクを抑えると同時に、
健康に何らかの良い点をもたらすことは、多くの研究で言われてきたことである。
しかし、最近の研究によると、ダイエット、運動、ストレス減少のような要因は、
ガン患者の予後に強い影響を及ぼすかもしれないと言われている。

アメリカでは年に232,000人が前立腺ガンに罹り、30,000人が亡くなっている。
そこで、カリフォルニア大学Dean Ornish氏と彼の同僚は、
早期前立腺患者と診断された93名について研究を行った。

その半数には、果物、野菜、全粒粉、豆類を食べ、
肉、卵、乳製品は摂らない完全菜食主義ダイエットを採用し、
追加でしょうゆ、ビタミン、ミネラルを摂った。

また、同じグループに、週6日間、1日30分程度の適度な有酸素運動を実施、
週に1回1時間のサポート・グループ・ミーティングに参加させた。
また、毎日1時間、ヨガ、呼吸法、瞑想などのストレスマネージメントを実施した。

研究開始時と1年後に、研究者は両方のグループに、
前立腺腫瘍マーカーであるPSA(the prostate-specific antigen)の検査を行った。
その結果、ダイエット、運動療法をしたグループはPSAレベルが平均4%下がり、
何もしないグループは6%上がった。

さらに、ダイエット、運動療法のグループの血液を検査したところ、
前立腺ガン細胞の縮小がみられた。
ダイエット、運動療法による何かしらの身体的反応によって、
ガン細胞を抑制しているのではないかと、Ornish氏は述べている。
さらに、試験終了までの間、ライフスタイル変化をした人の中で、
ガン治療に移行した人は誰もいなかったが、他のグループでは6名が死亡した。

Ornish氏は、ライフスタイルを変化させることは標準的療法への追加であって
決して治療の代替にはならないことを強調する。

また、最近の2つの研究で、低脂肪ダイエットと運動習慣をしている
乳ガン患者の再発が減少していることが示された。
我々は、多くの人々に、今までにはなかった新しい望みと
新しい選択肢を与えることができたと、Ornishは記している。

一方、ライフスタイルを変化させることは延命を示すものではないと警告し、
健康療法は良いとは言えないとする研究者もいる。

研究グループによって変化をもたらした、数多くの多様なる変化で、
ライフスタイルを選別することは不可能であるが、
それらの組み合わせは観察するに値する信頼できるものであり、
加えて、変化は劇的である、
と国立ガン研究所のHoward L. Parnesはメールに書いている。

患者ケアにあたって、アクティブに、そして患者に希望を与える報告である。
 
サイトマップ サイトポリシー プライバシーポリシー お問い合わせ