VOL.33
歩く速さは、一緒に歩く人次第
 
男性は女性よりも、一般的に歩くスピードが早いが、
一緒に歩く人によって、スピードを遅くするようだ。

シアトルパシフィック大学のカーラ ウォール シェフラー教授によるこの研究は、
2013年10月23日のPLOS ONEに掲載された。

18〜29歳の男性11名女性11名に、単独で、同姓同士で、異性とで歩く場合、
また、手をつなぐ、手をつながない、などの違いによる徒歩の速度を、
天気、気温、時間などを変えて研究した。

その結果、同性同士や彼女ではない女性と一緒に歩く場合、
それぞれ歩くペースを変えなかった。
ところが、男性が女性と歩く場合、歩くペースを著しく遅くすることがわかった。
とりわけ、一緒に歩く女性が、好きな女性である場
合に、特にその傾向が強まった。
男性が好きな女性と歩く時には、歩くスピードを6.3%落として
彼女のペースに合わせて歩き、また、手をつないで歩いた場合には
7%スピードを落として歩いていたのだ。

人間の歩くスピードには、エネルギー消費がかからない”最適の速度”というものがある。
なぜなら、最適の速度で歩けば、エネルギー消費を最小限に抑えることができるからだ。

筋肉と手足の長さは歩くスピードに影響し、一般的に、男性は女性よりも歩くスピードが早い。
エネルギー消耗のことを最優先に考えると、男性が女性の歩くスピードに合わせることになる。
この結果は人間だけに限らず他の動物でも見られ、動くことでエネルギーを
消耗してしまわないようにするため、つまりは、子孫繁栄につながるとも考えられている。


Energetic Consequences of Human Sociality: Walking Speed Choices among Friendly Dyads
 
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