VOL.32
男性の中年太りは女性ホルモンも不足
 
多くの男性が経験する、中年以降の体重増加や、
お腹周りの肉付きは、男性ホルモンである
テストステロンだけでなく、
女性ホルモンのエストロゲンの減少にも関係しているようだ。
この研究は、米マサチューセッツ総合病院の
ジョエル・フィンケルシュタインらによって、
New England Journal of Medicine誌9月12日号に掲載された。

研究チームは、20〜50歳の健康な男性を選び、
そのうち198人には、2.5g、5g、10gのテストステロンジェルと共に
エストロゲンへの変換を抑制する薬、
残る202人には、テストステロンジェルと共に
プラセボ(偽薬)を16週間にわたって毎日与えられた。

その結果、テストステロンは除脂肪体重と筋肉の強度に関与し、
一方のエストロゲンは体脂肪の蓄積に深く関係していたことが分かった。
また、性機能面では両ホルモンともに関係しており、
エストロゲンの欠乏で性欲の減退が現れ、
テストステロンの減少で勃起機能に障害が生じるという。

これまでは、テストステロンの分泌能力が落ちると、体重が増えたり、
お腹が出てきたり、性欲も減退すると考えられてきた。
しかしこの研究結果によると、テストステロンだけでなく、
エストロゲンも重要な鍵となるようだ。

この研究は、20-50歳の男性を調査したものであったが、
50歳以上ではどのような結果になるのだろうか。
また、テストステロンが軽度に低下していて「疲労感」を
訴える男性についても、とても興味深い。



Gonadal Steroids and Body Composition, Strength, and Sexual Function in Men
 
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