VOL.02
鳥にはヘルシーフードが視える!?
 
酸化ストレスが生活習慣病の元凶となっているいま、
抗酸化作用を持つ食品やサプリを摂ることに健康オタクは血道をあげている。
問題は、何を食べれば抗酸化作用が期待できるかというのが、
見たり味わったりでは、なかなかわからないということだ。

生物界において、植物は種を多くの場所にばらまいて種の保存を図らなければならない。
そのためには動物に好まれるような魅力的な果実をつくり、
多くの動物に食べてもらうことが必要となる。
このことが、多くの果実がカラフルでかつおいしい理由にもなっているのだろう。

ドイツ フライブルグ大学のマーチン シェーファー教授らは、
鳥がどうやって抗酸化物質の存在を感知できるか
11匹のスズメの仲間のチメドリで研究した。
その結果チメドリは紫外線領域において
抗酸化物質であるアントシアニンを視覚的に認識できることがわかった。
そしてアントシアニン入りの餌を実際に好むかどうか、
アントシアニン入りとそうでない餌の2種類を用意したところ、
11匹の鳥はすべてアントシアニン入りの餌を選んだ。
ということは抗酸化物質を含む果実はより鳥類に好まれ、
その結果、その種はより広範にばらまかれることとなる。

植物種子は、過酷な酸化的傷害から身を守るためにも
抗酸化的な(自己)防御機構を有しているという。
中でも種子に含まれる色素成分(黒米や赤米)は保存・貯蔵に大きな影響を及ぼし、
色別の研究の結果、黒、赤、紫などの鮮やかで濃い色のほうに
抗酸化的防御機構が強いことがわかっている。
つまり、カラフルな植物の方が、自衛力が強いということだ。

一方、鳥が抗酸化物質を積極的に取るのは、
酸化ストレスを減少する必要に迫られているからだ、ともいえる。
酸化ストレスがかかった状態である鳥だから
抗酸化物を含む餌を選択するのか・・・さらに研究が続いている。
さて、ヒトではどうだろうか?
 
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