VOL.12
選ばれし男のステイタスカーとは?
 
スポーツカーに乗ると、テストステロンが上昇する、このような結果がカナダの研究チームによって、明らかにされた。

39名の大学生に、1時間ポルシェ911カレラ4Sカブリオレ2006に乗ってもらい、また、もう1時間はトヨタカムリのワゴンに乗ってもらって、30分毎に唾液のテストステロンを測定した。また、運転する場所は、モントリオールの繁華街と高速道路を30分ずつとした。

結果は、新車のポルシェに乗ったほうが、テストステロンレベルは高く、カムリに乗ったほうは、テストステロンレベルが低かった。

実験を行ったコンコーディア大学経営学部のGad Saad准教授らは、これは、経済学でいうところの「誇示的表示」であるという。

スポーツカーという「モノ」を、金銭的実力や、社会的名声を示す「記号」として捉える根底には、他者よりも優位に立ちたい、他者に差(異)をつけたい、という欲求からだろうか。

社会的アイデンティティが不安定な現代、社会的地位をスポーツカーという「モノ」を使って誇示することで不安を克服し、その満足感がテストステロンを上げているのかもしれない。

別の調査では、高級車のエンジン音でテストステロンが上がるという結果もある。40名の男女の調査だが、イタリア車のエンジン音を聴いた後ではテストステロンが上がり、低燃費低価格の小型車のエンジン音では下がってしまったという内容だ。男性はLamborghini社の車の音で上がり、女性はMaserati社の車の音に、特に惹きつけられたという。

一方、米General Motors(GM)社などが実施した調査では、10人中9人の女性が、おしゃべりするなら最新型のスポーツカーに乗っている男性よりも、最新型の低燃費自動車に乗っている男性のほうが好ましいと回答したという。

スポーツカーと、ハイブリッド車、どちらにも女性を惹きつける魅力はあるようだが、それぞれ別の魅力を感じているのかもしれない。
The effect of conspicuous consumption on men’s testosterone levels
 
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