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My parting address for my mentor

執筆 : 
Shigeo Horie 2010-12-31 0:00
どの世界にも型破りの人間がいる。
セクショナリズムとは無縁で、志を持ち、若い人間をひきつける。
リーダーシップを求め、発揮し、次の世代のリーダーシップを伸ばしていく。

医師になってすぐの年に、救急部で、手術室でこの不思議な男と出会った。
いつたりともヒトの考えを否定しないで、ヒトを説得してしまう不思議な人間で、
研修医を単なる研修医としてでなく、一人の人間として見ていた。

その後も折々に縁は続き、9年前帝京大学にこの人の強烈な磁力がそもそものきっかけで、
奉職することとなった。
人の動きには誤解や、不正確な風評がつきものであるが、
「良い仕事をしろ」とだけ言われた。
この男に恥をかかせてはいけない、という信念だけでこの8年帝京大学で頑張ってきた。
新しい病棟ができ、窓外の爛漫たる桜にともに喜んだ。

JFKのスピーチをほとんど空んじていた。
不幸にして亡くなられた患者さんがあると、家族の下へ何度も出向き、無念のご家族の魂を慰めた。
医療における法のありかたを研究し、医療の過失は手段債務であって結果債務でない、という
画期的な視点を法曹界に浸透させた。
公明正大、いつも明るく、曲げず、若い者の意欲を湧かせ、希望を灯した。

この男 森田茂穂先生のご冥福をただただ祈るのみ。
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