対談集:谷垣禎一の興味津々
掲載日 2015-02-01

対談集:谷垣禎一の興味津々
「対談集:谷垣禎一の興味津々」が、かまくら春秋社より出版されました。

政治家である谷垣禎一氏が、政治、経済、歴史、文学、芸能、医療・・・各分野の賢人12名と対談した内容が掲載されたもの。

完成までに7年を有したようだが、何事にも好奇心旺盛な谷垣禎一氏の一面が垣間見ることができる。

その中の一つ、「時代を先取る医療の現場から」で、順天堂大学泌尿器科主任教授の堀江重郎と対談している。

その内容は、手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」から、医療のグローバル化と言葉の壁、男性ホルモンと健康増進までと、実に幅広い。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜以下、抜粋〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

谷垣:「ダ・ヴィンチ」手術は、保険適用されているのですか。
堀江:日本では前立腺の手術に関しては、2010年から保険適用が開始されました。
   他の臓器でも有効な手術法なので、医師も患者も保険適用の拡大を期待しています。
   アメリカや韓国では、前立腺のほかに、腎臓や膀胱、大腸、子宮、心臓外科、
   さらには耳鼻咽喉科や形成外科の手術でも「ダ・ヴィンチ」が使われているんです。
   ・・・
   医療機器の価格差は、関税のためだと思っていたのですが、調べてみると
   価格差の原因のほとんどは和訳代でした。
   ・・・
   残念ながら日本の医療機器分野のグローバル化は、
   かなり遅れていると言わざるを得ません。

谷垣:国として今後の成長産業を見つけ、育てていくことはとても大切だと思っています。
   先ほどお話にあった医療ロボットの「ダ・ヴィンチ」はいい例で、
   科学技術や医療技術の開発分野は、
   多くの可能性を持つ成長産業として期待できるでしょう。
   それと同時に社会保障の削減にも努力が必要です。
堀江:これまでは、定年まではとにかく働いて、定年後は余暇を楽しむというのが
   定番でしたが、そこに健康を意識して身体を動かすことを加えれば、
   個人の生活の質も向上しますし、国の医療費も大きく削減できるでしょう。
   こうした個々の意識改革も大切ですし、国としても、国民を健康に導き、
   財政を健全化させる具体的な施策が求められると思います。

谷垣:そもそもは、ただ楽しくて(自転車に)乗っていたのですが、
   自転車は健康面でかなり有効なスポーツだと聞きまして、これはぜひ多くの人に
   お勧めしたいなと思いまして。自転車に限らず、気軽に楽しむことができるスポーツが
   国民のなかに浸透し、結果的に医療費が減って財政が立て直せれば最高です。
堀江:アンチ・エイジング医学の基本は、加齢とともに起こるさまざまな現象を研究し、
   得られた研究の結果から健康長寿を達成するということなんです。
   病気の治療ではなく、予防するということなんですね。
   ですから、自転車は最高のアンチ・エイジングですよ。
   自分に必要な正しい情報を得て、
   それを活用する力のことを「リテラシー」といいますが、
   アンチ・エイジングには「リテラシー」が必要なんです。
   エイジング(老い)は不可避ですが、アンチ・エイジングの主眼は、
   各人がリテラシーを持って活動することにあります。
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是非、ご一読ください。


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